のどの病気
のどの症状
こんな時にご相談ください。
- のどの痛み
- のどがつまる、引っかかる
- のどの正中下部のはれ
- 長く続く咳
- 声がれ

のどの病気
咽頭炎、
扁桃炎
症状
のどの痛み、発熱、首のリンパ節が腫れる、食事や飲み物が飲み込みにくい。

原因
咽頭炎はのどの細菌やウィルスが感染して炎症をおこしてる状態です。
扁桃炎はのどの奥にある膨らんだ部分の扁桃線に細菌やウィルスが感染して炎症を起こしている状態です。
風邪はウィルス感染により起こり鼻水、鼻づまり、咳が主な症状で咽頭炎、扁桃炎ほどのどの痛みが強くない場合が多いです。
治療
痛み止め、熱を下げる薬の投薬、細菌感染(溶連菌が多い)が原因の場合抗菌剤の投薬。
溶連菌が原因の場合はペニシリンでは10日、セフェム系抗菌剤では5日の内服が必要です。
痛みが強くて食事を摂取できない場合は点滴治療も必要になります。
日常生活の注意
十分な休養を取る。水分をしっかり取る。栄養のある物を食べる。
熱い物、辛い物、すっぱいものは避ける。
のどごしが良く、味が濃くないもの、消化が良い物を食べる。
家族もこまめな手洗い、うがいをして予防を心掛ける。
咽喉頭異常感症
症状
のどが詰まる、のどがイガイガする、のどに何かが出来ている等ののどの不快感

原因
アデノウィルス、溶連菌の感染が原因になっている場合が多いです。
咽頭炎はのどの細菌やウィルスが感染して炎症をおこしてる状態です。
扁桃炎はのどの奥にある膨らんだ部分の扁桃線に細菌やウィルスが感染して炎症を起こしている状態です。
風邪はウィルス感染により起こり鼻水、鼻づまり、咳が主な症状で咽頭炎、扁桃炎ほどのどの痛みが強くない場合が多いです。
原因
のどの不快感は、のどの癌、炎症、アレルギー、甲状腺の病気、舌の付け根の扁桃肥大、副鼻腔炎アレルギー性鼻炎による鼻水が喉に落ちてくる場合、逆流性食道炎、貧血、うつ状態、神経症、自律神経失調症等 様々な原因でおきますが、原因がはっきりしない場合を咽喉頭異常感症と言います。検査、経過により原因がはっきりすれば原因病名になり咽喉頭異常感覚症ではなくなります。
治療
痛み止め、熱を下げる薬の投薬、細菌感染(溶連菌が多い)が原因の場合抗菌剤の投薬。
溶連菌が原因の場合はペニシリンでは10日、セフェム系抗菌剤では5日の内服が必要です。
痛みが強くて食事を摂取できない場合は点滴治療も必要になります。
日常生活の注意
十分な休養を取る。水分をしっかり取る。栄養のある物を食べる。
熱い物、辛い物、すっぱいものは避ける。
のどごしが良く、味が濃くないもの、消化が良い物を食べる。
家族もこまめな手洗い、うがいをして予防を心掛ける。
さ声症
(声がれ)
原因
声を使いすぎて声を出す声帯が赤く腫れたりポリープやこぶができる。
風邪を引いてのどにウィルスや細菌感染をおこしてのどの粘膜が赤くはれる。
声を出す神経が麻痺をおこす。癌やできものが声帯にできるなどいろんな原因がある。

検査
のどの奥を鏡で見る。鼻から内視鏡でのどの奥を観察する。
内視鏡でほぼ原因がわかる。
治療
声の安静、吸入、うがい、のどの炎症を抑える薬の服用。
癌やポリープの場合は、手術に対応する医療機関を紹介します。
日常生活の注意
大きい声を出したり、しゃべりすぎない。
こまめに水分を取り、のどが乾かないようにする。
うがいをしてのどを清潔にする。
咳払いはのどの負担をかけるのでしない。
のどに力を入れて発声せず、力を抜いてお腹から声を出すようにする。
かなきり声、スポーツの応援、かけ声を止める。
よくいただくご質問
A:風邪で声を出す所の声帯に炎症を起こしている場合が多いです。
大きい声を出しすぎて職業柄として声が枯れる場合もあります。
保母さん、先生などに多く見られる声帯結節、声帯ポリープと診断されます。
片方もしくは両方の声帯が動かなくなる声帯麻痺や声帯やその周囲にできものが出来る喉頭がん、喉頭腫瘍でも声が枯れます。
いずれの場合も内視鏡検査で診断がつきますので、早めに検査を受けましょう。
A:内視鏡検査でのどの奥まで良く観察すれば癌が出来ているか、ほぼ診断が出来ます。
多く場合はのどの炎症により神経が過敏になって症状が起こっています。
胃液がのどまで逆流して症状が起こっている逆流性食道炎も多くあり、胃酸の発生を抑える薬で良くなりま
す。