お知らせ
気象病、天気痛とは
公開日:
カテゴリー:コラム
天気が悪くなる前後や梅雨の時期などの気象の変化によって持病が悪化する「気象病」のうち痛みや気分障害に関するものを「天気痛」と呼びます。
気象病、天気痛は「気圧の変化」が原因と言われています。耳の奥にある「内耳」が気圧を感じ取ると、その奥にある神経が興奮し、脳の血管が広がり、頭痛を引き起こすことがあります。
肩こりや関節痛の悪化、からだのだるさなども内耳の影響で、自律神経が乱れることで起きます
「天気痛」を防ぐために効果的な方法として、薬の服用(抗めまい薬や漢方の服用や耳のマッサージがあげられます。また規則正しい生活を送り、自律神経を整えることも大切です
対処方法
◆耳のマッサージ
耳の周りの血行が悪くなると、内耳がむくみ、気圧の変化に過敏になります。
朝・昼・晩に1回ずつ、まず2週間~1カ月続けてみましょう。
◆薬の服用
抗めまい薬
抗めまい薬は、内耳の血行を促して状態を整え、気圧に対する過剰な反応を抑えることが出来ます。
漢方薬
漢方薬でも「天気痛」の緩和が期待できます。
内耳のむくみを取り、めまいを抑える「五苓散」などが知られています。服用する際は、必ず医師や薬剤師に相談の上、症状・体質にあわせて適切に服用してください。
◆天気の変化を予測して、不調を未然に防ぐ。
事前に天気の変化を知ることで、不調に備えることができます。予報を見て、天気や気圧を確認しましょう。
◆自律神経を整える
「天気痛」と深く関わる自律神経を整えるため、規則正しい生活を心がけましょう。
特に重要なのは、睡眠と食事です。早寝早起き、睡眠の質の向上、食事は理想は一日三食バランス良くを心掛けましょう。中でも朝食は体内時計をリセットし、自律神経を整えるために重要と考えられています。
天気の移り変わりと付き合いながら、体調不良や憂鬱な気持ちを解消して、このジメジメした梅雨の時期を快適に過ごしましょう。