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耳の病気 突発性難聴について
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カテゴリー:コラム
突発性難聴という病気について説明します。
突発性難聴は、明らかな原因もないのにある日突然、通常片耳が急に聞こえが悪くなる病気です。多くの場合は、片耳だけ起こります。
症状は全く聞こえなくなる重度なものから、耳が詰まった感じのみの軽度なものまで様々です。
現時点では原因は不明ですが、発症にはストレス、過労、睡眠不足、不規則な生活などが引き金となるなどいわれています。安静にして、ストレスを軽減するなど生活上の注意が必要となります。また耳の神経がダメージを負っている状態なので大きい音を聞かないようにする、急激な気圧の変化を避けるなども考慮しながら、日常を過ごしましょう。
治療はステロイドやビタミン剤、血流改善薬などを内服します。患者さんの状態を考慮しながら、数日間は薬で反応をみます。
突発性難聴は、3人に1人は完治しますが3分の1はある程度の改善まで、残りの3分の1は聴力の改善がみられない難治性の疾患です。
発症して、早い段階で適切な治療を受ければ症状が改善する確率も高くなります。
なるべく早く、遅くても症状があってから2週間以内に受診されることが重要です。
■耳が突然聞こえにくくなった。
■耳が詰まった感じがする。
■音が二重に聞こえる、響く、エコーがかかる。
■耳鳴りが続く
■めまいや吐き気が起こった。
こうした症状に気づいた後で、聞こえにくさを感じたら、出来るだけ早く受診されてください。